子どもを大切にするために「自己否定して頑張る」思考をゆるめる

 ”ママ自身が自己否定をやめる”ことが、子どもにとっても、ものすごく重要だと思っています。

子どものしつけより、むしろこっちが優先なくらい。
自己否定を止めて自己肯定感があがってくると安心感が芽生え、それは子どもにも伝わるし、自然と優しくなれる。私は、これを経験しました。


「私は、ちゃんとできなきゃダメだ」


私は、自己肯定感がかなり低かったと思います。
でもきっと、周りからはそんな風にはみえていないだろうとも思います。

学生の頃から、勉強も運動もそこそこできて、冷静で落ち着いているとか、よく言われてきました。
それが良かったのか悪かったのか(もちろん両方の面があると思いますが)、変なプライドやプレッシャー、そういうものを抱えていました。
特定の誰かから言われた記憶がある、というわけでもないのですが、どういうわけか、強く思っていたのです。

それで頑張れて、成果が出ているうちはいいのですが、できないことが増えてくると、自己否定。
私はこのままじゃダメだから、もっと頑張らなくてはいけない。
そして、それでも頑張れなかったら、また自己否定。
そんなループでした。

でも、そのループがおかしいことにも気づいていなくて。
それよりもむしろ、自己否定して頑張るのは、当然のことだと思っていました。

ママになって更に自己否定

その思考は、ママになってからももちろん続きました。

産まれてきた我が子に、出来る限りのことをしてあげたい。

完全母乳が赤ちゃんの成長に良いと教えてもらい、母乳育児を選択し、昼夜問わず、泣いたらおっぱいをあげる生活が始まりました。
でも初産で母乳の出があまり良くない、あげ方もうまくいかない、赤ちゃんもうまく吸えない。
寝不足になりながら頑張っていましたが、赤ちゃんの体重の増加は芳しくなく、ミルクも併用することに。

完全母乳で育ててあげたかったのに…
しかも体重が増えていないなんて、赤ちゃんを生命の危機にさらしている、私はなんてダメなママなんだ…

これまでの自分事だけでなく、自分以外の命に対する責任と、泣くだけで意思疎通ができない赤ちゃんに向き合う不安、更には産後の体調もメンタルも安定しない状態も相まって、こんな風に、自己否定をする機会は更に増えました。

もう少し成長すると、”離乳食は体にいいものを食べさせたい”と、本を参考に手作りして色々食べさせいてたつもりが、お医者さんからは「同じようなものばっかり」とバッサリ言われ、もっと頑張らないとダメなのか…と愕然としたこともありました。

やっぱり伝えたい「ママさん、ひとりで頑張らないで」


(今も絶賛子育て、試行錯誤中ではありますが)色々な出来事が過ぎ去った今思うのは、”頑張って完璧なママは目指さない方がいい”ということ。

”子どものために”という想いは、もちろん大切にしていい。
けれどそのために、母親として完璧であろうと頑張るのは、無理難題だと感じています。
だって子育ては、そもそも母親一人でどうにかなるものではないのですから。
人に頼ることを、自分に許しましょう。

頑張り過ぎは自己犠牲を産み、その歪みは、周りにも影響を及ぼします。
その歪みに、しんどい思いをされているママさんは、たくさんおられるのではないかと。
頑張り屋のママさんがその思考を緩められたら、もっと楽になれるはず。

子どもを大切にするために、頑張り過ぎず、自分を大切にしてほしい。

その思考を緩める方法のひとつとして、セルフメンタルトレーニングの”スラトレ”、ぜひのぞいてみていただけたらと思います。

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