「自分を褒める」のワナ

スラトレでは、自分を褒めることもトレーニングに含まれる。

スラトレをやっていると、ネガティブな感情に焦点を当てる深掘りノートがメインになりがちだけれど、こちらも同じくらい重要だと今では認識していて、実際それは自己肯定感の向上として、プラスに働いている。

ただ、褒めるポイントがずれることもあって、そこは注意が必要だな、とも感じている。


スラトレを始める前、「寝る前に3つ自分を褒める」というのを本か何かで知って、少しの間試したことがある。

当時の私は、他人と比べて自分が劣っているところを見つけ、もっと頑張らなければダメだ、失敗したときは、頑張りが足りなかった私がいけないのだ、と自分を責め、追い込む思考だった。

初めのうちは、調子よく褒めることを挙げられて、気分も良かった。

けれど、だんだん褒めるネタがなくなってきて、無理やり自分を褒めた。

挙げてきた項目を見返すと、「疲れていたけどちゃんと食器を洗った」とか「しんどかったけど家事を全部終わらせた」とか、そういうことばかりだった。

あれ?なんかおかしくない?

本当は疲れていてやりたくないのに、自分を鼓舞して、更に頑張らせようとするもう一人の自分がいる気がして、結局やめた。


そのことをDr.EKOさんに話すと、やはりこの褒めポイントは違うとのことで、自分の感覚は間違っていなかったのだと安心した。

Dr.EKOさんとのトレーニングでは更に、「えっ、そんなことでも褒めていいの?」と感じることが多々ある。

それは今までいかに自分自身を認めて褒めてこなかったか、という気づきとともに、これまでの自分には無かった発想で、教えてもらって初めて分かることだった。

そして徐々に、その発想は自分の引き出しとして定着し、適切に自分を褒めることに慣れてきたように思う。

更にいいことには、子どもや、他の人の褒めポイントにも、新たに気づくようになった。

かつては足りないところばかりに目が行きがちだった私にとっては、このことは自分事だけではなく、周りの人にも確実に良い影響を及ぼしているとしているのではないかと思っている。

そんな私に、いいね👍

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