自信がない子ども。親の私はどうだろう?


私がスラトレをやろうと思った理由のひとつがこれだ。

我が子が、自信がなく、自己肯定感が低いように思えた。

生まれつき内向的だったり、大人しい傾向はあるかもしれないけれど、自分の思っていることを言えなかったり、周りの反応を気にして行動できないように感じられ、日々の生活が楽しくなさそう、しんどそうに見えた。

「大丈夫、自信持って!」

ついこう言ってしまったりするけれど、それで自信が持てたらそんな簡単なことはない。

実際に私自身、不安に思っているのにそう声をかけられても、正直なところ響かない。


じゃあ、どうすれば子どもに自信を持たせることができるんだろう?

私の中に、その答えはなかった。

なぜなら、そもそも私が自信がなく、”自分が自信を持っている状態”をイメージすらできなかったから。

自分も持っていないし、持ち方も分からない。

それでは子どもに伝えられるもはずない。

一方的に子どもに「自信持って」と言ったって、効果がないのは当然だった。


これは、私自身が変わる必要があると思った。

自分のネガティブ思考が、自身を苦しめていることも薄々気づいていた。

なにより、周りの反応を気にして思うように行動できず、しんどい日々を送っていたのは私だった。


そうしてスラトレを始めて、1年がたった。

「自分が変わることが一番の近道だと思いますよ」

効率的なことが好きな私は、Dr.EKOさんの言葉を励みに、コツコツとトレーニングを続け、自分の思考や感情と向き合ってきた。

今の私は、自信に満ち溢れている感じではないけれど、「自分はダメだ」とかいう自責は減ったし、自然体というか、フラットな状態でいられることが増えたように思う。

自分を責めないクセがついてくると、人を責めないクセもついてくる。

「誰々が悪い」という思考パターンがなくなってくるからだ。

そうすると、周りを気にするようなことも減ってくる。

子どもに対しても同じで、むしろいい面が見えてくる。

それは子ども自身が変わったというより、私の思考パターンが変わったから、私の解釈も変わったからだと思う。

解釈が変わると、接し方も変わるし、そうすることで子どもも徐々に変わってくるんじゃないか?そうなったら嬉しい。


私の変化が子どもにどう影響するのか、結果は子どもが大人になって初めて分かる、先の長い話で、どうなるかは正直わからない。

今も子育て真っ最中、常に試行錯誤しながらだ。

「さあ私、どうする?」という出来事が日常的に起こり、自分を試されているなあ、と思う。

だけど、子どものために(自分のためもあるけど)、自分が変わろうという私の姿勢は、親としてけっこういけてるんじゃない?とひそかに思っていたりもする。

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